logo

ワンルームプロジェクト

2020.03.14

仙六屋の管理物件:カマタ_クーチニバン305号室 の改修を「ワンルームプロジェクト」と題し、toolboxとともに試行錯誤しながら完成させた。仙六屋では1つの物件の改修でも街との関係性や新しい仕組みづくりを組み込んだプロジェクトとして行うことが多くあったが、この物件では純粋なワンルームの改修としての完成度を求めた。

現代社会に対応した暮らし方を改めて想像し、整理し、より理にかなった豊かな住まいとなるようなワンルーム改修の方法を検討している。紆余曲折を経ながらたどり着いたキーワードは、「立体化」と「空中戦」の2つ。 住まい手が、限られた床面積のなかでより自由に空間を使えるようなルールやパーツをちりばめた部屋となった。

この試みで作った部屋は誰にでもフィットするものではないかもしれない。また、ワンルーム改修の一つの回答でしかない。でも、だからこそ誰かにジャストフィットする可能性を秘めていると思う。社会には膨大な数の築古のワンルームと、多様な住まい手が存在している。 別の機会を通して今回の改修とは違った回答も検討しながら、 これからもワンルームプロジェクトを深めていけたらと思っている。

今回のカマタ_クーチニバン305号室の改修された様子は、toolbox コラム にまとまっています。