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カマタ_ブリッヂ1F再開発 ②

2020.04.09

カマタ_ブリッヂ1F再開発 ① からの続き

カマタ_ブリッヂ1階に小さなお店が3軒並ぶ姿を想像し、その核となる店舗を考えて浮かんできたのが、パン屋というコンテンツだった。

パン屋は基本的に日中オープンする性質のお店で、生活に密接で購買層の幅が広く、商店の少ない住宅街だからこそパッとにぎわいのある風景が生まれるのではないだろうか。その状況は隣の2店舗との相乗効果でより良い状況をつくり、すこし個性的なお店でも持続して運営していける魅力的な場になるのではないかと考えた。また、パン屋が入ることで上階の賃貸住居は焼きたてのパンを毎朝すぐに買える物件となり、空室が出てもすぐに次の入居者が決まる強い物件となるかもしれない。

パン職人は美味しくこだわりを持ったオリジナルレシピを生み出し、見た目も魅力的で美しくなるよう日々淡々と形づくっていく創造的な職業だと思う。@カマタによる4年間の活動によってカマタ_ブリッヂに染み込んだクリエイティブな色の上から、パン屋という新しい色を染み込ませる。そこから滲みだす空気感が周辺にも染みわたっていき、より魅力的な街へと変わっていくような、その発端となるプロジェクトにしたいと考えている。(山室興作)