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はんびらき⑦

2022.01.20

実験的な試みで始めたカマタ_ブリッヂでの「はんびらき」が2021年3月末をもって一旦の終了を迎えた。たくさんの出会いに恵まれ、閉ざされていた場所がいきいきと輝き、魅力的な活動の宝庫となった。はんびらきは新しい発見、そして試行錯誤の連続だった。これをきちんとしたプロジェクトとして昇華させ、継続していくための仕組みを構築したい。

そこで、これまでの活動を仙六屋だけでなく参加者たちと振り返り、今後のプロジェクトの展開について考えたいと思った。場所を貸す側・使う側・立ち寄る側、それぞれの立場で意見を出し合えるオープンな場として、4/15に「はんびらき作戦会議!」を開催した。

はんびらき作戦会議!

参加者の方たちが積極的かつ建設的に意見を出してくださり、プロジェクト継続のために自分はどういったことで運営をサポートできるか等を考えて発言していただけるなど、会場の熱気は高く一体感があった。初めてのファシリテーター役だったが参加者の方たちのおかげでなんとかなったと思う。

当日参加者から出た率直な意見や感想をいくつかご紹介する。

・反響が良かった、やらせてもらえて良かった
・タイアップしていろいろやりたい!(商店街関係者)
・プロとしてお店のある人もラフに実験的にでできるのはいいこと

・無料貸し出しで感謝しているのでウィンウィンになるよう貸す側に条件つけて良い
・経験者が新しく参加する人にノウハウなど説明する体制をつくれるのではないか
・サーカスのように場所を転々としながらいろんな人を巻き込んでいけば、日替わりテナントの運営も可能になるかも

・お客さんから何回も「はんびらきって何?」という質問があったのですぐ渡せる説明資料が欲しい
・無料であることが大きな参加動機。料金発生するのであれば他のスペースと変わらないかも
・仙六屋として長期テナントを募集していることへのアピールが弱かったのではないか

今回「はんびらき作戦会議!」を開催したことで、ありがたいことに改めてプロジェクトの特性や次回への課題もわかった。 参加者からの提言に対して実は運営側にはこういう理由があったなど(逆の立場もしかり)お互いの立場や意見を素直に話せたことで、 より深く理解し合うことができた。

また、当日は参加者のかたたちと今後の展開、すなわちにカマタ_ブリッヂの次となる場所探しについても思いを共有することができた。 そもそも4カ月前まで何もないところから急速にムーブメントの種が生まれたこと、そして自分のまちを自らつくり育てられる希望を「はんびらき作戦会議!」を経てしみじみと感じた。 (山室興作)