不動産事業プロセスのなかで、どのようにエリアマネジメントを行うか企画や改修プランを考え、それを実装することは大切だと思う。ただ、エリアマネジメント業務は本来的に長期的な取組みである。不動産事業プロセスにおける長期的な業務である「不動産管理」を、いかに新しくしながら戦略的に不動産運用を行うのか、エリアマネジメントとして今後重要性を増すであろう。

現在、空室問題が管理上一番の問題であろう。この空室問題についてリノベーションを除き、オーナーは家賃値下げ、フリーレント、「広告費」という客付け会社に対するインセンティブで対処してきた。基本すべて値下げ戦略だ。

「管理」によって何らかの価値づけを行い、空室率を低減させることはは可能だろうか。

（茨田）